いつの間にか昼間は初夏を感じるようになった。
どんどん薄着へ向かっていくこの季節、カットソーではなんだか寂しく見えてしまう。薄手の羽織を引っ張り出すか、ブラウスを着ることが多い。
ミドルと呼ばれるこの年だからこそ、だらしなく見えることだけは避けたい。
それなのに、この間上の子に文句を言われた。
「お母さん、もう少しよその母親みたいな感じにできないの?」って。
どういう事?と聞くと、どうやらもう少し年相応にして欲しいらしいみたいだ。
どうやらわざとらしい若作りに見えるらしい。
年相応、と言われても。別にずーっと服を買っていないわけでもないし、ネットサーフィンでどんなのがいいか調べてから選ぶようにもしている。
全く何も気を使っていないわけでは、決してない。
確かに美容院で雑誌を見せてもらう時、少し若向きにしてもらっているけれど。
ただ、生活に疲れたおばさんだけには見られたくないだけなのに。私の母親のように。
今思えば私たちのことに一所懸命だったから、自分のことは二の次だったんだろうと理解できる。
決して母のことを否定しているわけではない。むしろ尊敬している。
けれど子供心に、いつもちゃんとお化粧すればいいのに、このかわいいスカート履けばいいのに、とひそかに思っていた。
言えなかったけど。
だからこそ自分が子供にそんなこと言われるなんて、正直ショックだ。
何がいけないのかな?と子供へ聞いても、なんかイタイんだよねー。としか言わないし。
自分ではさっぱりわからないから、どうしようも出来ない。
記事の目次
少し頑張って着ようとしていると、かえって逆効果な訳
子供は親に対して、時には残酷なことをサラッと言いますよね。
悪気はないのだろうけれど、結構的を得ていたりもするので、気になってしまいませんか。
あなたにこうなってくれたらいいな、と関心を寄せてくれているからこそ答えたいところです。
お子さんの言う年相応、頑張り過ぎているからかもしれません。
雑誌そのまま、今の流行りを意識し過ぎているからかもしれません。
もしそうなら。
お顔に近い、トップスから着こなしを見直してみること、おすすめです。
特にシャツやブラウスは、流行り感も出せてきちんとしても見える、大人の万能アイテムです。
こんな着かたをしていませんか?
若い頃みたいに、胸元を開け過ぎていませんか?
いつでもキッチリカッチリ、どこもかしこも閉めていませんか?
ある程度の年齢からは、加齢による体型の変化にも注意がいります。
また、骨格タイプを意識して形を選んだり首の開き具合を決めると美しく見えます。
骨格タイプが洋服選びに欠かせない理由
去年からスキッパータイプの胸元が増えており、今年はV開きのトップスもよく見かけます。
どちらにも共通して言えるのは、胸元が開き気味です。
V開きに限らず、胸元の開いたお洋服は、得意な骨格タイプとそうでないタイプがあります。
それぞれの似合う開き具合と、今の年齢に合った着こなしを合わせれば、若作りにはなりません。
骨格タイプについて
骨格タイプは3つに分けられます。
それぞれ、トップボリューム型(ストレート)、ボトムボリューム型(ウェーブ)、ビッグボーン型(ナチュラル)といいます。
この3タイプの中で、胸元の開いているお洋服が似合うタイプは、トップボリューム型(ストレート)、ボトムボリューム型(ウェーブ)の方です。
中でもⅤネックラインが似合うのは、トップボリューム型(ストレート)の方です。
トップボリューム型
トップボリューム型の方は、体に厚みはあるけれどくびれが目立ちにくいので、特に直線的なラインのお洋服がお似合いになるのです。
また、張りのある素材も良くお似合いなので、シャツやブラウスでもパリッとしたものや厚手のものがおすすめです。
胸元の切れ込みもシャープなものはお似合いなのですが、40代にもなると開き過ぎは品が無い為注意が必要です。
正面から見て谷間がわかるようではお勧めできない、ということです。
ボトムボリューム型
ボトムボリューム型(ウェーブ)の方は、胸元は開いても詰まっていても幅広くお似合いになります。
こちらのタイプは、素材で柔らかいものを選ぶとおすすめです。
ビッグボーン型
ビッグボーン型(ナチュラル)の方は、あまり胸元は開いていないほうがおすすめです。
もし開いたものを着たい場合は、アクセサリーなどを組み合わせるとよいでしょう。
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投稿:増田 麗子