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ファッションには基本バランスがあります。まずはそれを知りましょう! 全部すっ飛ばしていきなりおしゃれになろうとしても、時間もお金もかかって非効率です。
好きな柄の洋服を着てみると、最近はなんとなく似合わないんように感じてきたんだよね。
なんでだろう?年齢のせいなのかな??もしかして趣味が悪い???
そんなことはないはず。好きなブランドで揃えてきたし。
まぁまぁ高いブランドだから信用あると思うんだけど。
20代の頃は、「独特だけどセンスいいよね。」って褒められたこともあるんだけどな。
もしかして、、独特・・って、そもそも似合ってないってことだったのかな?
なんだか最近はあまり評判が良くないのはそのせい??
自分が気づいてなかったってこと???
そう考えたら、なんだか恥ずかしくなってきちゃった。
でも、同じブランドの物で着合わせてるし。毎回店員のお兄さんとかお姉さんにも、似合ってるか聞いてるし。
もう何年も同じお店通ってるんだから、ウソはつかないと思うんだよね。
似合ってない商品は似合ってませんよ。って言ってくれるから、コミュニケーションは取れてると思うんだけど。
店員さんたちは、絶対私の味方だと思ってるから大丈夫だよね。
たまたま、いつも行ってるブランドが流行と少しズレてるだけでしょ。きっとそうだと思う。
それにしても、似合わない気がするのは気になるなぁ。。。
あなたは、このように思うことはありませんか?
このように感じているのは、あなたに見立てのセンスが身についてきた証拠です。
最初に答えを言ってしまうと、実は、年齢と共に似合うものは変わるんです。
せっかく感性もよくなってきていますから、もう少しファッションについて勉強すると、ファッションがもっと楽しくなりますから、少し読み進めて見てください。
ファッションの基本
ファッションの基本バランスには、まず最初に3つのことを知る必要があります。
- 似合う色を選べるようになること
- 似合う形を選べるようになること
- 似合う素材や柄を選べるようになること
この3つの組み合わせが、ファッションの基本バランスです。
これを順番に調べていくことで、少しずつおしゃれになることができますから、頑張ってみるとファッションが楽しくなりますし、効率の良いお買い物もできるようになります。
1、似合う色について
人の肌は『イエローベース』と『ブルーベース』という色に分けることができます。 *若者の間では『イエベ』『ブルベ』という略称で呼ばれています。
それを、さらに季節毎のイメージとして『スプリング』『サマー』『オータム』『ウィンター』というフォーシーズンという色に分けます。
これを専門用語でパーソナルカラーと言います。
これはイメージコンサルティングで使われているアメリカで生まれた分類法ですが、肌の色を4種類に色分けすることで、その人に似合う色を判別することができるように組み立てられた仕組みです。
実際には、純粋に1種類の季節で分けられない場合もあるため、もう少し細かく分類すると『メインカラー』×『サブカラー』というようにミックスして似合う色を分けていきます。
『メインカラー:スプリング』×『サブカラー:サマー』というように分けると、4種類の分類だけでも『メインカラー(4種類)』×『サブカラー(3種類)』12通りに分けることができます。
また色相(色の種類)によって、そもそも似合う色と似合わない色がありますから、100人いれば100通りの似合う色があることになります。
Aさんは『スプリング×オータム』で、赤色は似合っていたけど黄色は似合わない。だけど、Bさんも同じく『スプリング×オータム』だったのに、今度は、赤色が似合わなくて緑色が似合ってた。ということがあります。
なので、12種類くらいでは分類できないのですが、パーソナルカラーアナリストやイメージコンサルタントが行なっているカラー診断を行って、客観的なアドバイスを受けてみると、あなたに似合う色の種類をより詳しく知ることができます。
あなたに似合う色を知ることで、あなた本来の肌の色を活かした色味を知ることができるようになります。
もっと詳しく知りたい方へ
- 自己診断[カラー診断]をしてみたい方はこちらの記事を参考にしてください。
- パーソナルスタイリストによる、簡易的なカラー診断(6色×4種類のテストカラー)を受けてみたい方は、こちらの診断をご利用ください。
- より詳しいカラー診断(12色×4種類のベストカラー)を受けてみたい方は、こちらの診断をご利用ください。
注意:色の判断には、光の色も大事です。 *色温度についての詳細もご参考にしてください。
2、似合う形について
人の骨格は大きく3種類で分けられると言われています。
『ストレートタイプ(トップボリューム)』『ナチュラルタイプ(ボトムボリューム)』『ウェーブタイプ(ビッグボーン)』の3種類です。
3種類のベースにもそれぞれ特徴はありますが、先ほどと同じく、肌の色と同じように人の体も3種類で分けることはできません。
つまり、全身がストレートタイプといった1種類で分けることは難しいです。
上半身と下半身でタイプが違う方もいらっしゃれば、骨格や肉付き(長さや太さ、太り方や筋肉量)にも違いがあります。
単純に上半身と下半身と分けるだけでも『上半身(3種類)』×『下半身(2種類)』で6通りにもなります。
その診断結果に合った洋服を合わせるのが、似合う形です。
洋服には袖丈の長さ、細さ、縫い合わせによる形の見せ方があります。
それらを上手に組み合わせて、骨格に合わせた洋服を選ぶことができれば、あなたの魅力を表に出すことができるようになります。
さらに、骨格には顔型も含まれます。
『丸』『逆三角』『四角』『ベース(五角)』『たまご』など、人からの見られ方というのは、身体の骨格だけではわかりません。
目、鼻、口の大きさや形などのバランスも、形のバランスの一つです。
あなたらしく魅力的に魅せる髪型も、あなたの印象を左右しますので、似合う形というものを洋服だけで表すのは難しいですね。
ただ、あなたに似合う形を知ることができれば、あなた本来の形の特徴を活かした髪型や服装を知ることができるようになります。
もっと詳しく知りたい方へ
- 自己診断[骨格診断]をしてみたい方はこちらの記事を参考にしてください。
- パーソナルスタイリストによる骨格診断を受けてみたい方は、こちらの診断サービスをご利用ください。
- シーズン前やデートやイベントの前に、自分らしいプチおしゃれを取り入れたい方は『きれい塾(月1のグループレッスン)』をご利用ください。
3、似合う素材や柄について
最後は、あなたに似合う素材や柄についてです。
シフォンやコットン、エナメルやポリエステル、シルクやベロアなど、あなたに似合う素材が存在します。
質感や光の反射などによる、洋服の素材が持つものが、あなたにどれくらい似合うのか?というのが似合う素材のベースとなる見方です。
あなたが若々しく見せてくれる素材や、年相応に落ち着いた雰囲気を感じさせてくれる素材もありますし、素材同士の組み合わせにも、合うものと合わないものがあります。
若い頃は、どんなものでも似合ったりしますが、年齢を重ねることによる肌質や肉質、シミやシワ、雰囲気や存在感も変わりますから、それによって似合う素材も変わります。
現代は『美魔女ブーム』も続いていますが、若づくりのために我が子の洋服を着られる奥様もいらっしゃるようですが、子供すぎる洋服(襞が細かい、柄が細かい、キラキラが多い)を選んでしまい、逆効果を与えている場合もあります。
(大人であることを前提にした上で)若いファッションを取り入れるなど、立ち位置を間違えない選び方は、素材や柄の組み合わせを知らないために起こってしまいます。
あなたに似合う素材や素材同士の組み合わせ、柄の大きさなどを選ぶことで、あなたの品格はアップします。
ブランド物に身を任せて、ギラギラ感やお金持ち感を露出したい方もいらっしゃるかもしれませんが、ブランド物に呑まれてしまうとあなたらしさは完全に失われてしまいます。
自分らしく、常に自然体でいられるためには、似合う素材や柄を知ることができれば、最低限の品格を保つことができると思いますよ。
もっと詳しく知りたい方へ
- パーソナルカラーに合う基本素材、年齢に合わせた柄の使い方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
- パーソナルスタイリストと一緒に商品を見ながら、商品を選ぶポイントや買い方を知りたい方は、こちらのサービスがおすすめです。
- シーズンを先取りして、あなたに似合うプチおしゃれを実践でプロから教わりたい方は『きれい塾(月1のグループレッスン)』をご利用ください。
すべての組み合わせとバランスが、おしゃれへの第一歩です。
似合うを知ることは、おしゃれの第一歩です。
ですが、そのすべてにはバランス理論というものが付いてきます。
あなたが大好きなブランドを着こなせるようになって「いつもステキですね。」って声をかけられるようになったら、この基本が身についてきた証拠かもしれません。
あなたならではの表現や、あなたにしかできないファッションを見つけるには、ハズしなどのテクニックが必要なので、より多くの経験やセンスが必要になりますが、まずは似合うを見つけること。
そこに集中することができれば、自分に似合うブランドと似合わないブランドを分けることができたり、余計な洋服を買ってしまったりすることも少なくなりますから、経済的な行動を取れるようになりますよ。
ファッションによる経済的で効率的な生活は、基本を知ることで始められますから、ぜひ取り入れていただければと思います。
まとめ
- ファッションの基本は『色』『形』『素材』の全てのバランス。
- 年齢によって似合うは変わる
- 似合うを知ると、声をかけてもらえるようになる。買い物が経済的になる。効率的におしゃれになれる。